5音覚えるだけ!
ヘ音記号の楽譜の読み方のコツ
ヘ音記号の楽譜を読むために 〜覚えるのはドとソだけ
覚えることが多いと混乱します。まずはドとソの位置だけを覚え、そこから他の音を推測できるようにします。あとは普段の練習で、演奏しながら体になじませていきましょう。
ヘ音記号はなぜむずかしい?
一般的に、右手でのト音記号の演奏に慣れた頃、左手でへ音記号の音を演奏し始めます。ドの位置が違う、左手を使い始める、右手も徐々にむずかしくなっていく。情報過多で頭は混乱。両手で弾き始めた頃にピアノを挫折するケースもよく見られます。
ト音記号とへ音記号は兄弟 〜苦手意識をなくす
へ音記号もドレミファソラシドの繰り返しであることはト音記号と同じです。音符の位置を整理し、ヘ音記号への苦手意識をなくしていきましょう。下の図を見て、黒鍵と白鍵が同じ配置で繰り返されていることを改めて感じてください。では、実際にドとソの位置を覚えていきましょう。
最初に1オクターブ目を覚えて、次に2オクターブ目を覚えましょう。これは一般的なピアノ教本が音域を広げていく順番です。
1オクターブ目から
真ん中のド 〜最初に覚える音
真ん中のド(ミドルC)は鍵盤の中央にある音です。最初に習う、右手の親指で弾くドと同じ音。低音部譜表の上に加線を一本引いた、一番上の音なので覚えやすいと思います。
ソ 〜上下に移動して推測するために
第4線と第5線の間にある音。ソの位置を覚えると上にも下にも移動して音を推測できるので便利です。
1オクターブ低いド
第2線と第3線の線の間にある音。Cポジションで弾く時に小指で弾きます。よく使う音なので、覚えている人も多いはず。
2オクターブ目を追加
2オクターブ目の高いド
第2線と第3線の線の間にある音。1オクターブ目の1番下にあった音。
2オクターブ目のソ
第1線の上にある音。他の音を推測しやすいようにここでも、ソを覚えます。
2オクターブ目の低いド
低音部譜表の下に引いた2本目の加線上にドがあります。
1オクターブ目と2オクターブ目のソが両方とも低音部譜表の端の方と端にあることに注目してください。覚えるヒントになるはずです。
ドとソの計5音覚えるだけで、音が推測できるようになる!
5つの音を頼りに周りの音が探せるようになります。もっとイメージしやすいようにミを加えて「ドミソ」にしてみました。なんだか、弾ける気がしてきませんか?
【まとめ】
へ音記号もドレミファソラシドの繰り返しであることを認識し、5音の位置を覚えて、へ音記号への苦手意識をなくしていきましょう。
ピアノマーベルはヘ音記号も苦手意識をつくることなく身に付けることができるピアノ練習アプリです。片手づつテンポを落として段階的に学んでいけ、演奏のリズムと音程の間違いもすぐに指摘してくれます。そして初見テストを毎日の練習に取り入れる事で、譜読みの技術身に付けることができるでしょう。
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